商用利用可のフリー素材の著作権は?安全に利用する見分け方
スマホやパソコンを活用するのに便利な、素材集や画像・動画等の作成ツール
WEB上で使えるモノや無料から使えるものもあるので、ホームページやブログの画像、セミナー資料や広告を作るのに、とてもありがたい存在です。
そんな素材集や画像・動画作成ツールを利用するとき
これって商用利用OKなのかな?
というのが気になるところ。
果たして、このような素材集やツールは商用利用できるのでしょうか?
商用利用可能か?や、著作権フリーの素材やツールを見分けるポイントをご紹介いたします。
著作権法で「著作物が自由に使える場合」はどんなとき?
写真・イラスト等の素材や画像・動画作成等のソフト・アプリ等のツールを利用する際に押さえておきたいのが
商用利用できるか?否か?
著作権法では、どのように規定されているかを確認しましょう。
著作権法では,一定の「例外的」な場合に著作権等を制限して,著作権者等に許諾を得ることなく利用できることを定めています(第30条〜第47条の8)。
【著作物が自由に使える場合】
- 私的使用のための複製(第30条)
家庭内で仕事以外の目的のために使用するために,著作物を複製することができる。同様の目的であれば,翻訳,編曲,変形,翻案もできる。
出典:文化庁ホームページ 著作物が自由に使える場合 より抜粋 https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html
なお,デジタル方式の録音録画機器等を用いて著作物を複製する場合には,著作権者等に対し補償金の支払いが必要となる。
しかし,[1]公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器を用いて複製するときや,[2]技術的保護手段の回避により可能となった(又は,その結果に障害が生じないようになった)複製を,その事実を知りながら行うとき,[3]著作権等を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を,その事実(=著作権等を侵害する自動公衆送信であること)を知りながら行うときは,この例外規定は適用されない。
また,映画の盗撮の防止に関する法律により,映画館等で有料上映中の映画や無料試写会で上映中の映画の影像・音声を録画・録音することは,私的使用目的であっても,この例外規定は適用されない。
「私的な利用ではない=仕事で利用する」場合は 商用利用すると考えよう
著作権法では「私的使用の場合は、著作権者から許諾を得なくても著作物を利用できる」と定めています。
ということは、仕事で利用する場合は商用で利用する、と考えましょう。
つまり「画像やイラスト・アプリやソフトを仕事で利用する際は、著作権者の承諾が必要」ということです。
商用利用できる素材集・ソフトやアプリはあるのか?
では、仕事で写真などの素材・アプリ等のツールを使う、つまり商用利用できるものはあるのでしょうか?
答えは、Yes!
商用利用できる素材集やツールは存在します。
まずは、商用利用できるツールがあるかを検索。以下のようなキーワードで調べてみましょう。
- 商用利用可 無料 写真
- 商用利用可 無料 イラスト
- 商用利用可 無料 画像
すると、商用利用できる素材集やツールがサイトが出てくると思います。
商用利用可能なものが著作権フリーとは限らない
「商用利用できる素材やツールが見つかった」
その際に注意する必要があるのが、その素材の著作権
商用利用できるものが、必ずしも著作権フリーで利用できるものとは限りません。
例えば
- 画像作成のアプリ自体は商用利用できても、その中で使える素材の著作権はアプリの提供会社が所有したまま
- 商用利用できると思って音楽をYouTubeにアップしたけど、YouTubeから「規約違反だ」と言われた
というようなことも考えられます。
利用規約を確認しよう
商用利用がOKでも著作権は放棄されてない等、利用したい素材やツールをどのような形で利用すればいいか?
それが確認できるのが「利用規約」
素材集やツールを利用する前に、必ず利用規約を確認しましょう。
利用規約は、使いたいツールの利用規約ページを直接確認する必要があります。
でも、すぐに見つからない場合もありますよね。そんなときは
- 使いたいツールの名前+利用規約
- サービスを運営している会社名+利用規約
で検索すると、利用規約のページに辿り着ける場合もあります。
そして、利用規約で確認するポイントは以下の通り
利用規約の確認ポイント
- 商用利用可能か、どこまでの範囲で利用できるのか(例:WEBで素材を使うのはOKだが、商品化するのはNG)
- 利用料の有無
- 商用利用するための条件を確認
- どの時点で著作権が発生するか
利用規約に抵触する利用をすると規約違反になりますので、素材集やツールを利用する前に必ず確認しましょう。
おススメ著作権のフリー素材集・ツール
写真AC
特徴
- 商用利用可
- 要会員登録
- 無料会員とプレミアム会員(有料)あり
- 姉妹サイトに、イラストAC・シルエットAC・動画AC・デザインAC等がある
利用規約
Canva
特徴
- 商用利用可(素材を無加工で販売禁止、Canvaで作成したデザインの商標登録禁止など、一部禁止事項あり)
- 要アカウント登録
- 無料プランと有料プランあり
利用規約
素材集やツールは安全に使おう
様々な素材集やツールがあるので、どれを使うか迷うこともあると思います。
素材集やツール選びにおいて、機能や画像のイメージ等も大切ですが、仕事で利用する場合は特に、商用利用できるか?利用する際の著作権は問題ないか?等がとても重要です。
利用規約に違反する使い方は、最終的には法律違反に繋がる行為、罰則の対象になってしまいます。
そのため、仕事で素材集やツールを利用する前に必ず利用規約を確認し、商用利用の範囲や著作権がどのようになっているかを調べて、安全に使いましょう。
利用規約を読んでもわからない時や疑問に思うことがある時は、サービスの運営会社に問い合わせをされると良いと思います。
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