大切にしたいから… 着物を虫干ししてメンテナンス

最近めっきり着る機会が少なくなってきた、着物
着物好きの人は、気になってメンテナンスするかと思うのですが…
そうでない人にとっては、メンテンナンスに時間をかけるのがめんどくさい(^^;
というくらい、なかなか目が行き届かないモノのひとつになりがちです。
でも
着物のメンテナンスをちゃんとしないと、いざ着るときが大変!
シミや虫食いで、着物が着られない(>_<)
なんてことになりかねません。
では、着物のメンテナンスは
- いつ
- どんなタイミング
- どんな方法
ですれば、楽に続けられるのしょうか?
着物を虫干しする時期
着物のメンテナンスの基本になるのが
「虫干し」
着物を虫干しするのは、着物に付いている湿気をとばし、それによって着物に付いてしまう害虫をつかないようにするためです。
ということは、着物には湿気は禁物!!
なので虫干しする時期は、空気が乾燥している4~5月ごろ、10~11月ごろがオススメです。
地域によっては真冬でも乾燥している場合があるので、真冬に乾燥している地域は1月ごろに虫干ししても問題ありません。
できれば、年に2回、最低でも年に1回は虫干しすることをおススメします。
虫干しをする天候・時間
虫干しに湿気は禁物!!
なので虫干しは、晴れた日に窓を開けて換気をよくして行いましょう。
そして、時間帯は気温差の少ない昼間がおススメです。
虫干しする時間は、短くて3~4時間あれば着物の湿気が飛びます。
十分に着物の湿気を飛ばしたい場合は、これ+1~2時間多く虫干しするとよいです。
虫干しする時間がない場合は
メンテナンスに時間をかけるのがしんどくない方はいいのですが…
- 着物を着る機会も少ない
- 持っている着物も少ない
と、着物のメンテナンスに気持ちが向かないのも正直なところ
虫干する時間がない、虫干しするのが面倒!
という場合は、虫干しをする時期に
- 着物を収納している引き出しを一日開ける
だけでも着物に付いた湿気を飛ばすことができます。
昔の日本の家は、土壁で家自体が湿気を吸収・放出していました。
でも今の家は気密性が高く、家を換気しないと、空気や湿気が溜まりがちです。
そうなると、どうしても着物を収納している引き出しの中も湿気が溜まりがち
そのまま放っておくと、着物にカビが生えたり虫食いの原因になってしまいます。
何十年も着物をしまったままにしてたら、着物がカビだらけに…
っていうこともあり得ます。
(↑ コレ実話。知り合いの方にいらっしゃいました)
そうならないためにも、着物に湿気をつかないようにするのはとても大切です。
大切にしたいから…こそのメンテンナス
少し手間をかけることで、いい状態が長く続きます^^